文科省による学習指導要綱の見直しのなかでもっとも教育内容が刷新されるペースが速い科目が「英語」です。2008年までは小学生で英語に触れることはほとんどありませんでした。
しかし、この頃から「小学生の英語教育」について議論がはじまり、2014年から「学校の先生向け」の英語指導がはじまりました。そして、2020年、小学3年生から英語教育が実施されるようになりました。

1.小学校3年生から英語教育がスタート
2.小学校5年生から、英語が必修教科に
3.中学校の英語授業はALL ENGLISHに
4.高校英語は発信力を中心に
5.大学入試は「聞く、読む、書く、話す」の4技能評価
小学3年生や小学5年生を持つ親は、
慌てて英会話スクールに通うことを決めた方も
多いのではないでしょうか。
私個人的には、今の中学生や高校生、大学生、社会人が大変になると考えています。
つまり、英語教育のスタートが遅かったグループです。
学校にいると同学年としか比べることがないので気づくことはありません。
しかし、社会人になると毎年後輩が入社してきます。
自分の2年後、3年後には
当たり前に「英語を話せる新人」が入社してくるのです。
・入社3年目で初めて引き受けた海外出張に、1年目から選ばれる部下
・海外の従業員ともすぐに打ち解けてしまう部下
・海外プロジェクトも簡単にこなせてしまう部下
・気づけば私よりも海外拠点の情報に詳しい部下
・日本文化も詳しいので、日本人スタッフからも信頼される部下
ちょっと恐ろしくないですか?
でも、今の子供たちが大人になったときに、
起こるだろう現実だと思います。
アルバイト講師として働いてくれている大学生にも
英語はしゃべれるようになりなさい。
勉強を続けない。
TOEFLやIELTS*を受けなさい。
留学しなさい
と口すっぱく言っています。
*トーフル、アイエルツと呼ぶ。英語圏の高校や大学に入学する際に必要な英語の試験で、英語を母国後としない人向けに作られている。アカデミックな「聞く、読む、書く、話す」力が問われる。最近、日本の大学院入試の英語でも使われる。外務省の場合、入省時にはTOEFLスコアが100以上必要と言われている。
*ちなみに日本のTOEFL(トーフル)の平均スコアはアジア諸国の中で下から2番目に位置している、と文科省の資料で触れられている。
「自分の頃は、こうだった」から、「このレベルくらいで大丈夫」
という考え方は、特に英語教育については通用しないと
思っておいた方で良いかもしれません。
ですから、s-Liveとうきょう錦糸町校では、
受験だけじゃない、使える英語を身に付ける、ことも視野に入れて
指導しています。
英検は大学入試で使える試験として注目されていますが、
・留学を考える日本人が手に取る教材
・英語を外国語として学ぶグローバルな学生(スペイン人や中国人など英語を母国語としない人たち)が使う教材や試験情報
など、海外留学を目指す人たちが使う”より実践的なもの”も含めて
お伝えしてきたいと思っています。