テストで点数がとれる人・とれない人がいます。
これは勉強が好き・嫌いとは全く別物です。
勉強は嫌いだけど、きちんと準備をした人は点数がとれます。
勉強は好きだけど、準備をおこたった人は点数がとれません。
「万全の準備ができたのか?」それだけがポイントです。
万全の準備とは何か?についてまとめたいと思いますので、
今後のテスト対策や勉強にも役立つを思いますので参考にされてください。
そもそもテスト(=試験)というものは、”出題範囲”が決められているものです。
その”範囲”のなかで、「これだけは覚えておけよ!」という重要なポイントが、
問題形式で出題されます。
そして制限時間内に、それに解答するクイズのようなものです。
ですので、テストで点数を取るために準備すべきことは、
①テスト範囲でどこが重要なポイントかを洗い出す。
②どのような問題文で、そのポイントが出題されるかを知る。
(定期テストで、そんなにバリエーションは作れません)
③解答を間違えずに書けるようになる。
④見直しをする。
の以上です。これができれば多少理解ができていなくても、点数がとれます。
では、それぞれどのように準備をしていけばいいのでしょうか?
①重要なポイントを洗い出す
テスト範囲が発表されたら、本当はその日のうちにやってほしいことです。
1.塾のテキストか学校のワークを使って、どのくらいのボリューム(何ページ)があるか確認します。
2.単元別に重要な用語や公式、重要な説明がされている箇所をチェックします。
(ノートにまとめ直す、マーカーを引く、ふせんをつける⇒どれだけ覚える必要があるか確認)
3.このあと問題を解いていきますが、未チェックだったポイントが聞かれた場合は重要ポイントとしてチェックをつけます。
②問題を解きながら、どのような問題文で重要ポイントが尋ねられるかを知る
1.最初に解くときに答えられなくてOK。
2.答えを確認しながら、どのような問題文で、そのポイントが出題されるかを確認する
3.教科書やノート、塾のテキストなどの該当ページを読み直して、その解答になる理由を自分で説明できるかチェックする
4.できなかった問題、できたけれど理由が間違っていた/説明が甘かった問題をリストアップする(ノートや裏紙に書き出す)。
③解答を間違えずに書けるようにする
1.できなかった問題リスト、答えは合っていたけど、その解答になる理由が間違っていた問題リストを解き直す。
2.1~2日空けて、もう一度解き直す。
3.1~2日空けて、もう一度解き直す(同じことを書いていますが、間違いではありません)
4.テスト前日にもう一度解き直す。
④テスト本番で見直す
1.最後の10分は見直しの時間にする
2.本当に答えはあっているか?自分に「なぜこの答えか」、「なぜこの答えか」、「なぜこの答えか」と3回問い直す。
以上がテスト勉強に向けた「万全の準備」です。
これを英・数・国・理・社+実技科目について実施していきます。
いきなり全部手をつけるのは難しいという方は、理科、社会などの暗記科目から手を付けると結果が出やすいでしょう。マル秘勉強法でも伝えていますが、英語、数学などは日々の勉強が結果に結びつく科目です。
↓錦糸町校で実施したテスト対策講座のとある場面です。

ちなみに、難関私学、難関国立などを目指す場合は、出題形式よりも重要ポイントの理解が重要になってきます。単純に例題と解答を結び付けて覚えるだけでは太刀打ちでない、「本当に理解をしているのか?」を問うひねった問題が作成されるからです。
そのためには、なぜこういう現象が起こるのか、なぜこういう計算になるのか/他の計算方法では解けないのか?など、常に「なぜ?」、「どうして?」、「本当にそれで合ってる?」、「他の方法じゃダメなの?」と自問する習慣をつけることが重要になります。定期テスト対策とは少しズレますので、別の機会にお話しします。