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墨田区中学生海外派遣生として選ばれました!

当塾の生徒が、見事、海外派遣生として選ばれました!

3月上旬にもブログでお知らせしていましたが、当塾に通う生徒が、墨田区中学生海外派遣制度の候補生として選ばれました!

 

 

今年1月の書類選考、3月の日本語と英語での面接を突破し、墨田区の区立中学校から男女1名ずつしか選ばれないという、非常に少ない機会をものにしましたっ!!英語を得意とする帰国女の生徒もいるなかで、日本生まれ、日本育ちの生徒が受かったことが本当にうれしいです。

 

 

今後は4月から海外派遣に向けた英会話レッスンやスピーチのトレーニングが予定されており、オーストラリアのシドニー(もしくはコロナの影響で渡航が難しい場合は、福島のブリティッシュヒルズの予定)に旅立つ流れです。

 

 

約20名の候補生メンバーと学校という枠を超えてつながれる機会にもなりますし、日本で生まれ育った子が海外の文化に直接触れられる機会を得たことも大きいです。きっと、人生のターニングポイントになることでしょう☆

 

当塾で実施した対策について

最後に当塾がどんな対策をしたかシェアしておきたいと思います。

 

 

①『こうすれば受かる』的なハウツーの撤廃

世の中には、『こうすれば受かる』的な面接ハウツー(How to)がたくさん存在します。確かに礼儀正しくというのは大事ですが、ハウツーに沿って準備された応対ほど詰まらない話はありません。彼らが時間をかけて、一人ひとり面談までするのは、あなたのオリジナリティ、リアリティ、ドキュメンタリーを知りたいからです。その内容が、区費を使ってまで実施する海外派遣のコンセプトにマッチしているか、適切に判断したいのです。ですので杓子定規な準備をしている生徒や保護者は、せっかく時間を取ってくださっている面接官の先生たちの時間を無駄にしてしまいますので、失礼であることを知るべきです。

 

 

②あなただけのストーリーを抽出

「海外派遣を考えてみたい」と少しでも思う生徒は、何かしらそう思うきっかけやエピソードを持っています。しかし、多くの生徒が気づいていないことが多いです。当塾では、あなただけのストーリー探し、これを徹底しています。幼稚園、小学生、中学生の経験を振り返り、「これがあなただけのストーリー」、「あなたしか話せないストーリー」というものを抽出していきます。「あなただけのストーリー」を理解すれば、面接本番で予想外の質問をされたとしても、動じることなるあの頃の自分の体験を思い出しながらリアリティをもって答えることができるのです。

 

 

③話す順番を整える

実はあなただけのストーリーの抽出で面接準備の7割から8割が終わっています。そのあとに大切なことは、聞き手がわかりやすいように話す順番を整えることです。特に英語の場合は、ネイティブの方々がどのように英語を理解されるのか、知っている必要があります。この部分は面接対策というよりも、英語コミュニケーションにおけるテクニックの部分になります。聞き手にとってわかりやすいように、話す順番を整えることも、面接をして頂く人に対する礼儀ですね。

 

 

④英語面接の対策--ポイントを知る

英語面接で大事なことは何かわかりますか?流ちょうな話し方や英語の発音だと思っていませんか?実は全然違います。英語のコミュニケーションは日本語と大きく異なり、話し手のジェスチャーや表情、ペースや声の大きさの変化がめちゃくちゃ重要なポイントです。これができないと、文法的に正しい説明をしても、全く伝わりません。それに日本で生まれ、日本で育った生徒に対して、帰国子女のように美しい発音で流ちょうに話せることを求めたりしません。何を判断されているか?それは、「英語圏でのコミュニケーションの仕方をあなたはどれだけ知っていますか?」ということです。

 

 

⑤英語面接の対策--トレーニングを行う

英語面接のポイントを理解したら次はトレーニングです。発音や、表情の作り方、ジェスチャーの加え方、声の大きさやペースの変え方などが自然にできるように準備します。実はこれ、話す内容よりもめっちゃ重要です。皆さんは『世界の果てまでいってQ』という番組はご存知でしょうか?その中で、英語が全くできない芸能人の出川さんが、それでも外国人の人とコミュニケーションできてしまうことに驚いたことはありませんか?実は外国人は言葉以外の部分から多くの情報を収集している人たちなのです。ですので、彼らが理解しやすいように、『今大事なことを言っているよ』というジェスチャーや表情を使えることがめちゃくちゃ重要になります。逆にこれができないと、『頑張ってたくさん話してくれたけど、ソーリー。アナタガ何ヲ言イタイカ、ワカリマセーン』という印象を持たれます。

 

 

実際の英語面接の対策は、当塾に在籍する墨田区中学生海外派遣3期生である新高校1年生の生徒も有志でジョインしてくれました。以下の通り、良かったポイントや改善ポイントなどをまとめてシェアすることで、着実にステップアップにつなげられたと思います。

※こちらは有志で参加した生徒が自主的に作ってくれたフィードバックです。すばらしいです!

⑥本番は面接官の先生との対話を楽しんでください

実は面接官の先生は『あなたのことを詳しく知りたいだけ』です。だから根ほり葉ほり、追加でどんどん質問をしたいのです。この子が言ってることは作り話じゃないよね、本当にそう感じたの?というリアリティチェックや、気持ちの覚悟ができているか?を知りたいだけです。墨田区の区民から頂いた税金を使う事業ですから、途中で投げ出してしまう子や諦めてしまう可能性がある子を選べませんよね?だから、ちょっとハイレベルなことを要求しても、ちゃんと準備して対応してくれる生徒、そういう子を選びたいだけです。ですので、十分準備したうえでうまく答えられないことは『今はうまく答えられないです。わかりません』と正直に答えたらいいと思います。ただ、こういう大人の人との対話を楽しむ気持ちで臨めばいいと思います。

 

 

以上です。英語特有の部分以外については高校入試や中学受験の面接対策でも同じです。是非、面接対策をして欲しいという声がありましたら、日本語や英語問わず当塾までお問い合わせください。